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(2004年3月21日記)
先日「ロードオブザリング 王の帰還」を見てきました。
「ロードオブザリング」シリーズは志が高いから好きです。
戦いのシーンに、必ず
出征する息子を抱きしめる
老いた母親を描いてくれるから好きです。
幼い子どもたちや赤ちゃんを連れて逃げまどう
民を描いてくれるから好き。
格好よく勇ましいだけじゃない
悲しみと苦痛に満ちた戦いを描いてくれるから好きです。
そして、例え勝利が難しく、生き残ることが難しくても、
敢えて戦ってでも守る価値のあるものがある、
というメッセージが好きです。
「指輪」を葬らなければ「世界」は滅ぶ。
「世界」を守り、この世界に生きる全ての命を守る為なら
自分自身の生を賭して困難に身を投じる。
このメッセージに深く共感しました。
自国の勝利の為に戦うわけでも、
民族の誇りの為に戦うわけでもない。
「世界」と「命」の為に戦うのだ。
我と我が身を世界と命の未来のために捧げる。
それはつまり、自分の内なる悪と戦って行くことではないか、と。
私たちはみんな、一人一人
心の中に「指輪」を運んでいるのではないかと感じたのです。
ちょっとくらい、という気持ちで嘘をついたとき、ごまかしたとき、
義務を果たさなかったとき、責任から逃れようとしたとき、
私たちは指輪をはめてしまっているのではないでしょうか。
そして、滅びの火口に「指輪」を投じ、
めでたく悪の誘惑から解放される時というのは、
寿命を全うして天に召される時なのではないか、と。
神様から、「ご苦労様。よく頑張ったね。もういいよ。」と
天国へ招かれるまで、
人は自分の内なる「指輪」を運ぶ苦難の旅を続けざるをえない。
好むと好まざるとに関わらず。
一人一人が自分の中の悪と戦い、
安きに流れず自分に厳しく生きていれば、
きっと社会全体が良くなっていく。
反対に、一人一人が
「自分くらい」「少しくらい」という気持ちでいると、
世界なんて簡単に滅びてしまうだろう、
というのがメッセージですよね・・・一作目からずっと。
一瞬一瞬、自分の取る行動に意識的でいたいですよね。
より善く生きていきたい、しみじみとそう思わせてくれる・・・
そんな高尚なことばかり考えていたわけではないですが(^^)
登場人物のイケメンぶりに大興奮してたりして(^^;
アラゴルン様、文句なしにかっこいい! 理想の男性像だわ!
ガンダルフ、年の割にはいい動きするじゃん!
レゴラス、完璧な美貌、人間離れした敏捷さ!
フロド、大理石の肌に落ちる苦悩の翳り・・・胸きゅん(^^)
【コラム】 あなたにもっと知っていただくために。。。
1、なぜ、占い師兼コーチ?
2、私にとってコーチングとは
自分史「タロット占い師への道」
自分史2「夫との出会い −たとえ運命の出会いだとしても」 NEW!
・好きなことば1 『お願いだから−−−言葉にならない思いを聞いてほしい』
・好きなことば2 『あなたが世界だ』
・好きなことば3 『招待 −炎の只中に−』 NEW!
・好きな映画 『ロード・オブ・ザ・リング』
以下、執筆中。。。
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